<家庭や地域社会との連携に関して>
(1) 編成の段階 基礎・基本を多面的にとらえているが,その中でも基礎学力や意欲を大切に考えている。その定着を図る大切なポイントとして,校長の経営ビジョンのもと,指導体制・指導方法の改善や教師の指導力向上の必要性を強く感じている。 (2) 実施の段階 基礎・基本の定着を図るため,指導方法の改善や体験活動の充実など様々な工夫がなされている。指導と評価の一体化を図るため評価規準の作成も進んでいる。また,基礎・基本の定着状況を,日常的な教育活動の中だけでなく,学力テストで客観的に把握しようとする姿勢がうかがえる。 (3) 評価の段階 教育課程の自己評価は,学期末や年度末に全教職員で行っているが,学校評議員や保護者による外部評価を取り入れる動きも出ている。また,自己評価の結果について |
は,学校だよりの活用やPTA総会および学級懇談会などでの説明に加えて,学校評議員など外部への公表も行われつつある。今後一層公表化が進むと思われる。
3 教育課程改善の校長の役割と指導性
各学校は,校長のリーダーシップの下,基礎・基本の定着を図り,確かな力を育てる教育課程を編成・実施し,1年が経過した。今,改めて振り返ってみると新たな課題が浮かび上がってきている。 |