(3)  教職員一人一人の人権感覚を高めるふれあい・体験活動
@  福祉・ボランティア活動
 学年毎の学習プログラムで「ちびっこボランティアスクール」を実施し,障害のある方やボランティアの方と交流する。
   ふれあい・体験活動を計画的に実施するため,教育課程(年間計画)のどこに位置づけているかを意識しながら行っている。各学校毎に内容によって生活科,総合的な学習の時間,道徳,学級活動などに位置づけた。
(活動例)
学  年
内  容
教育課程上の位置付け
1・2年 障害のある方の人形劇「ニコニコ教室」の観劇
生活科
3・4年 視覚障害の方の講話とガイド体験,点字体験 総合的学
習の時間
5・6年

肢体不自由の方の講話と車いす体験

総合的学
習の時間
(参加児童の感想)
 案内するときは,声をかけてあげることが大切だと分かった。アイマスクで階段を下りたらこわかった。
 点字で名前を書いて難しかった。○○さんは,点字がすぐ読めてすごかった。(4年児童)
(参加教職員の感想)
 障害のある方が「障害は,不便であっても不幸でない」と話された言葉が印象的であった。 障害のある方が必要とする手助けを子どもたちと考え,実行していきたい。

【校長の関わり・他】
 障害のある方,ボランティアの方,協議会の方との交流を積極的に進め,児童・教職員の人権感覚を高めるように指導している。
 児童と教職員が共に「ちびっこボランティアスクール」を体験することや,児童の姿を見ることで,教職  員の意識も変容してきている。
 ボランティアの日を決め,ボランティア活動をする。
A  教科・道徳・特活・総合的な学習の時間等の活動
A  教科・道徳・特活・総合的な学習の時間等の活動
 「人権の木」を育てるつどいを実施している。
 平成10年度から毎年実施している学校が1校,平成15年に新しく1校が実施した。
 眉丈園(老人施設)などを訪問したり,一人暮らしのお年寄りにはがきを書いたり,交流する。
 小規模校同士の交流学習を実施する。
 全校児童を合わせて100名未満の2校で一緒に学習や活動をしている。
(活動例)
学  年
内  容
教育課程上の位置付け
1・2年
(1回)
名刺交換・自己紹介・ゲーム等
生活科
3・4年
(2回)
顔合わせゲーム・ドッジボール・合奏・ソフトバレー 体育科
音楽
5・6年
(4回)

道徳の合同授業顔合わせ・ソフトバレーいしかわ子ども自然学校 (2泊3日の合同キャンプ)(日常的にメール交換)

道徳
総合的学習
夏季休業中の行事
【校長の関わり・他】
 交流学習の意義を全職員で話し合い,計画的に行うよう担当職員に働きかける。
 日頃は少人数であるが,大勢で様々な活動・交流することで,お互いの良さを見つけることができた。
 集会や掃除など,縦割り班で活動する。
B  人権集会・人権週間・講話の取り組み
 人権集会を実施したり,全校集会で校長が「人権」に関わる講話をしたりする。
 また,人権教育講座を開催することもある。(人権の話を聞いたり,人権についてのビデオを視聴したりした。)
(人権集会)・・・道徳の時間
めあて
   人権週間にちなんで命の尊さや互いに思いやる 心の大切さを考えることにより人権に対する意識 を深める。
日時 12月11日(水) 5限
場所 体育館
内容
  @ 校長先生の話
  A 校歌
  B 歌「ともだちになるために」