なお、全体が関わる学校行事については、実施直後に全職員に成果と課題を記述させ、教務主任がまとめて次の職員会議で提案している。
[3]
本年度の学校運営組織の見直し
 保護者・教職員の成果と課題をふまえて、学校運営組織の見直しを図っている。大枠には変わりないが、図書館司書教諭の位置づけを明確にしたことや特別委員会の整理・統合を図っている。
 大枠には変わりないが、図書館司書教諭の位置づけを明確にしたことや特別委員会の整理・統合を図っている。
 図書館司書教諭は、運営委員(経営委員)として学校運営の企画検討に加わるようにしたことと図書ボランティア(本年度は22名)との連携を図る主務者として学校側を代表している。
 特別委員会は、主任層が主務者となり就学指導委員会などの特別の場合を除いて校長・教頭の入らない委員会とした。(ちなみに主任層は40代後半から50代前半の教諭である。)
 また、今年度から『学校行事企画委員会』を教務主任を主務者として設けている。構成員は今年度転入した2名の教諭と少人数担当の講師1名、それ以外に年齢の若い2名の教諭とした。
[4]
本年度の学校課題の検討
 新年度の学校経営方針で「清新な教育活動」を中心にすえていくことで全職員で確認している。〈今年度の学校課題〉
前述の2大学校行事の内容検討
読書を含めた国語教育の展開
体力、運動能力、食習慣の見直し
基礎学力の向上(家庭学習の習慣形成も含む)
[5]
校長のかかわり
主任層との密接な連絡調整
具体的な方向性を示し、アイディアの提供
若年層への適時適切な指導助言
(3) 教職員の自己実現を図る校内研修(視点4)
[1]
内容
 共同研究から個人研究へ 本校では個人研究を校内研究テ_マに掲げて4年が経過した。共同研究による校内研究推進にマンネリ化と曖昧さを感じたことで、教師個々が意欲的に課題の解決に向けて取り組む研修はどうある。
かつての教育現場は個人研究が主流であり、授業研究会は白熱した議論をしながら指導力や資質を向上させる自己研鑽の場であった。このような場に教師個人の身を置く研修が子どもの育成に大きく寄与するものと確信しながら推進するものである。

 個人研究推進上の課題解決へ
 当初は研究体制や内容についてかなり模索したものであるが、共同研究の良さも理解しながら、個人研究の特色を生かすために、「主体的に学ぶ子供の育成」を統一主題に設定し、それに向けて教師自身も主体的であるように努力することを確認した。
 先進的な個人研究を指向しながらも、教科等の基礎・基本をしっかりと押えた計画により、独善的な研究推進にならないように共通理解した。
[2] 成果
 一人一人がこれまで以上に緊張感と責任を持って実践しなければならないという意識変革を促し、やりたいことができるという意欲が喚起された。
 校内における様々な教科等の研究実践から受ける刺激により、授業に対する視点が鋭くなった。
 お互いの学級経営から学ぶことが多く、意欲的に吸収しようとする教師の姿勢から学校全体の活性化が図られた。
[3] 課題
 個人研究へ没頭することで、視野の狭い研修になることがある。
 研究会の時間が十分取れず、研究内容が深まらない恐れがある。
[4] 校長の関わり
 研究内容が有効であることを常に研究会で取り上げながら、研究推進に係る不安を払拭させるよう努める。
 様々な研究情報を広く伝えることで、それぞれの研究推進に役立たせる。
 小グル_プによる研究会を設定し、日常の授業実践を大切にした小回りのきく研究推進を奨励する。
(4) 開かれた学校づくりと情報発信(視点5)
[1]
内容
 地区懇談会を通しての連携
 各地区PTAが主催となって行われる地区懇談会には、父母の他に、町内会長、民生委員、少年指導員、OB会員などが参加して下さる。学校側からは校長、教頭、地区担当者が参加、また親PTAからは三役、総務部長、校外指導部員が参加する。以前は地区ごとに話題が提起されたが、近年は学校側からも情報提供を行い、それを柱のひとつとして、子供たちの実態の理解と、連携した指導の手立ての工夫を行っている
 校報を通して
 校報は月一回を原則として発行し、学校全体や子供たちの動きを掲載する他、学校教育目標の具