校内研修
 生活科、総合的な学習の時間
 単元構成の工夫、他教科との関連の明確化
 指導の観点を明確にし、児童の自己評価、相互評価、教師による評価の関連と活用の工夫
[3] 校長のかかわり
 教員の資質の向上のために、校内研修、校外研修の充実、校務分掌の創意工夫、学級訪問の実施、指導力向上の強化週間等を実施している。
 日常における教師の資質の向上に対する取り組みが大切である。ボトムアップの考えに立ち、子どもの利益を判断の基準にして取り組んでいる。

(3) 地域の人材や施設を生かした活動 (C小学校)
[1] ねらい
 人とかかわる力を育成し、生き生きとした子ども を育てる。
[2] 具体的な教育活動の内容
 地域に根ざした大単元構想(白鴎プラン)に基 づき、全学年で取り組んでいる。
親子で課題追究する「テーマ学習」
個人のテーマを追求する「親子で学ぶ総合的な学習」
教育ボランティアの参画による読み聞かせ「お話広場」
[3] 校長のかかわり
 教育課程管理の中で、P(計画)、D(実践)S(評 価)A(改善)の徹底を図るために、特に、評価と 改善には、積極的にかかわっている。次年度の実施プランは、今年度実施後、直ちに評価し、改善案を立案させるように指導している。
 各分掌のSAPDは、全職員に公開し、共通認識を形成している。継続できるかどうかを判断の基準としている。

(4) 健康つくりを図る実践的な活動(D小学校)
[1] ねらい
 「思いやりの心を持ち、健康でたくましく生きる能力や態度」(学校課題)を育てる。
 主体的に学習できる総合的な学習の時間を通して、子どもの意識を変え、日常の活動と関連させることにより実践力を育てる。
[2] 具体的な教育活動の内容
 健康を課題とした総合的な学習(学び方ノートの活用)
 学級活動による保健指導(歯と口の健康つくりの指導)
 保健に関する行事と日常実践
 
 
保健週間、デンタルクリニック、ピカピカデー
児童への個別指導(歯肉炎、歯垢)
すこやかファイル
 家庭との連携の活動
 人材の活用
[3] 校長のかかわり
  総合的な学習による学びの力や教科の基礎・基本の定着を図る学習の上に、健康つくりを推進することを重視している。教科等の学習と日常実践及び家庭との連携を図り、創意ある教育課程の継続的な実践の経営に取り組んでいる。
5 教育課程の編成の課題(悩み)と校長のかかわり
 「特色ある教育課程の編成」にあたり、八戸市の校長が抱えている課題や校長のかかわりとして、次のような点があげられた。
(1)今日的課題の共通理解
[1] 校内研修等での全員研修
[2] 資料提供や視察研修の提唱
[3] 授業研究での助言や週案での指導
[4] 話し合いの時間の確保と教務主任の育成
[5] 本音での話し合い
[6] ビジョン、方向、方法を示す
[7] 研修への積極的な参加
[8] 情報の提供

(2)教育課程の編成の方法や組織化
[1] 編成委員の指名、モデル案の作成と提案
[2] SAPDの評価と改善への関与
[3] 校長室だよりによる意識の啓発
[4] 編成の時間確保と編成手順の明確化
[5] 学びの時間、教育相談機能を持つ時間の特設
[6] 地域、保護者へのアンケート調査
[7] 学校診断の実施  
[8] 評価項目の工夫と改善

(3)教職員の意識改革
[1] 意識改革の必要性の共通理解
[2] 研修の機会の確保
[3] 学校評価の実施と活用
[4] 職員研修の充実
[5] 新しい情報の伝達
[6] 授業公開による意識の高揚

(4)教職員の資質の向上
[1] 学級訪問の実施
[2] 指導力向上の強化週間の実施
[3] 職能機能を強め参画意識の向上
[4] 一部教科担任制や複数教員による学び合う場づくり
[5] 指導助言の言葉がけ