日頃から、児童の健全育成並びに人権教育にご尽力いただいていることと存じます。
さて、すでにご承知のとおり、小学校女子児童や中学校男子生徒の自殺がいじめによるものとの事件報道等がありました。亡くなられた児童生徒に対し心よりご冥福をお祈りいたしますとともに、ご家族に哀悼の意を表します。
いじめ等の問題行動の発生は学校・家庭・地域の協力・連携により、平成7年以降努力が功を奏し減少傾向にありました。しかしながら、いじめはなくなったとは言えず、このたびの事件が引き起こされました。このたびのいじめには、教員の心ない一言がいじめを誘発したことが伝えられております。このようなことを二度と引き起こさないために、学校体制を見直すとともに、人間尊重の精神にたった人権教育の徹底が必要であります。
全連小では、先に「命を大切にする教育の充実」「心の教育を重視した学校経営の推進」「よりよい人間関係の推進」など各学校での徹底を訴えてきましたが、校長は再度いじめ等の防止に向けた人権教育の徹底を図るべく校内体制をチェックするとともに、教員を含めたあらゆる児童・保護者に人間尊重の精神の高揚を図ってくださることをお願いいたします。
つきましては、下記の事項について、貴都道府県会員への周知・徹底についてご高配を賜りますようお願い申し上げます。
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