TOP全連小の主張宣言文第58回神奈川大会宣言文
 
第58回神奈川大会宣言文

 
大 会 宣 言

 全国連合小学校長会は、結成以来、小学校教育の充実・発展のため、真摯に研究と実践を重ね、着実にその成果をあげてきた。
 時代の要請と国民の信託に応える新しい義務教育を創造していく視点から、これまでの研究の成果と課題を整理し、第54回北海道大会より、大会主題に「新しい時代を拓き、国際社会を主体的に生きる心豊かな日本人の育成を目指す小学校教育の推進」を掲げ、組織の総力を挙げて研究を進めてきた。この研究は5年目に入り、掲げた本主題が全国の小学校でどのように実現しているかを実証するときである。
 今、社会は、変革の時代、混迷の時代、国際競争の時代であるといわれている。こうした中においても、常に理想を高く掲げ、世界に目を向け、未来社会を心豊かにたくましく生き抜いていく日本人を育てることが学校教育の責務である。
 とりわけ、新しい時代を切り拓く原動力となる夢と希望をはぐくみ、広い視野に立って人々とよりよく共生することのできる自立した児童の育成が重要である。そのために私たち校長には、情報に流されることなく、しっかりとした目標を持ち、自己実現を目指しながら、相互の理解と個性を尊重していくなどの資質・能力を身に付けさせるよう絶えず学校経営の充実に努力することが求められる。
 私たち校長は、学校の教育力と教職員の力量を高めていくようリーダーシップを発揮し、神奈川大会における副主題「子どもの夢と希望をはぐくみ、自立と共生の基礎を培う学校づくりへの挑戦」を通して、国民の信託に応える小学校教育の充実・発展に努めなければならない。
 ここに、第58回全国連合小学校長会研究協議会神奈川大会の総意に基づき、次の決意を表明し、その実現を期する。

一、 新しい時代を拓き、国際社会を主体的に生きる心豊かな日本人の育成
一、 夢と希望を抱き、世界の人々が共生する社会を切り拓く自立した日本人の育成
一、 生きる力をはぐくみ、個性を生かす創意ある教育課程の編成・実施・評価の改善充実
一、 道徳教育を中核に据えた心の教育の一層の充実
一、 学校の自主性・自律性の確立と、保護者や地域住民の学校運営参画の促進
一、 安全で安心できる教育環境づくりと、家庭や地域社会との連携の推進
一、 校長自らの研鑽と、教職員の資質・能力の向上を図る現職教育の充実
   
右、宣言する。

       平成18年10月20日
第58回全国連合小学校長会研究協議会神奈川大会
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