TOP全連小の主張宣言文第58回総会宣言文
 
第58回総会宣言文

 
宣 言

 全国連合小学校長会は、結成以来、そのときどきの教育課題に真正面から立ち向かい、小学校教育の充実・発展のため鋭意努力を重ね、着実にその成果をあげてきた。
 しかしながら、急激な社会の変化は、教育を取り巻く状況をも大きく変えようとしている。地方分権・規制緩和の流れは、義務教育の根幹にかかわる変化を求めている。特に、国民の期待に迅速に応える学校づくり、学力の確保や豊かな心、健やかな体の育成など、学校教育の質的向上を求める国民の要望は一層高まっている。これに応じて中央教育審議会が答申等を出し、教育改革は学校での具体化に向けて動いている。
 このときに当たり、われわれ校長は学校の自主性・自律性を確立し、特色ある学校づくりに努め、心豊かにたくましく生きる児童の育成に全力を注ぎ、もって国民の信託に応える責務がある。
 そのために、校長としてのリーダーシップを発揮し、「新しい時代を拓き、国際社会を主体的に生きる心豊かな日本人の育成を目指す小学校教育の推進」に向け、小学校教育の一層の充実・発展に努めなければならない。
 本会は、ここに会員の総力を結集して、力を高め、自信と誇りをはぐくみ、下記事項の実現に全力を傾注することを、第58回総会の総意をもって宣言する。

一、 確かな学力の定着と向上を図る創意ある教育課程の編成・実施・評価の改善充実
一、 心の教育、体力づくりの教育の推進と健全育成、とりわけ、いじめ・不登校等の解消を図る生徒指導の充実
一、 教育改革の推進に主体的に取り組む学校経営の改善充実
一、 家庭・地域社会との連携を強化する開かれた学校経営の推進
一、 教職員の資質・能力の向上を図る現職教育の充実
一、 児童の安全・安心を保障する人材の確保、施設・設備等の充実の促進
一、 義務教育費国庫負担制度の堅持及び負担率2分の1の復元、人材確保法、教科書無償給与制度の堅持
一、 教職員定数改善計画の策定及び実施
一、 管理職・教職員の処遇改善
   
平成18年5月26日
 
全国連合小学校長会 第58回 総 会
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