TOPあいさつ会長ごあいさつ
 
ご あ い さ つ
 

全国連合小学校長会長 寺崎 千秋

 5月の理事会で会長にご承認いただきました、寺崎 千秋(てらさき ちあき)です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
 現在、信頼される学校教育の確立が強く求められ、中央教育審議会では、義務教育の在り方に関する審議が精力的に行われています。今後、これらの改革が学校に向けられ、具体的に対応することを迫られるでしょう。
 このような折り、私たち校長は課題の増大の真っ只中にあり、何からどのように取り組むかは、まさに校長の決断にかかっています。平成17年度の全連小の活動については、こうした現状を受け止めた活動方針や主たる事業の円滑かつ効果的な実施・遂行に全力を傾けてまいります。その活動において特に重視していきたいことは、「力を高め自信と誇りをはぐくむ校長会」でありたいと言うことです。
 その第一は、「子供の力を高める」ための校長のリーダーシップの発揮です。公立小学校の使命は、子供たちの学力を確保する教育は言うまでもなく、心の教育や体力・健康づくり教育の調和と統一を図りながら、教育をバランスよく行い、一人ひとりの力を高めていくことにあります。今、各学校が取り組むべきことは、学習指導要領の趣旨の徹底です。既に4年目に入った教育課程を確実に実施し、子供たちの知・徳・体がバランスよく高まっている姿を具体的に示すことです。その具現を意図的、計画的、組織的、継続的、発展的、かつ徹底的に実践するようリードするのが校長であると考えます。
  第二は、「教職員の力を高める」ことに校長自らが責任を果たすことです。「教育は人なり」と言われるように、子供たちの力を高めるのは教職員の本務であり、人間性、専門性、指導力が問われています。これらについて、社会、地域、保護者からの求めは一層高まっていることを強く認識する必要があります。そのため、まず足元の学校において校長自らが教職員を育てることが使命です。また、校長会として知恵を出し合って教職員の資質・能力の開発・向上を図っていくことが校長会の責務でもあり、それを果たしていきたいと考えます。
 第三は、「校長の力を高める」ことで自信と誇りをもち、現在の教育改革の先端となって取り組もうということです。校長の見識と経営能力に基づき、子供のためになる教育改革の具体化を先端となってリードすることがその責任を果たすことであると考えます。
 そのため、全連小の組織の原点に立ち返り、会員一人ひとりが本会がどのような活動を意図的、計画的、組織的に行っているかを改めて確認するとともに、理解と協力により本会の活動の成果を会員全体で一層高め共有し、学び合いながら活動を進めてまいります。
 子供たちが21世紀に大きく羽ばたくためには、日本人としての自信と誇りをもつことが大切です。校長は「力を高め自信と誇りをはぐくむ」リーダーでありたい。このことをしっかりと踏まえて全連小の活動を推進してまいります。皆様のご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。

 このような時代にあって、会員の皆様と情報を交流し共有することが、全連小の活動を機動的で活力あるものとすることになると考えております。本ホームページの積極的な活用を願っております。