◇健全育成委員会
生徒指導は、学校がその教育目標を達成するための重要な機能の一つである。また、生徒指導本来の意義は、子供たち一人一人の人格のよりよき発達を目指すとともに、学校生活が子供たちにとって有意義で充実したものとなるようにすることを目指すところにある。 各学校とも、このようなねらいの下に真摯な生徒指導に取り組み、一定の成果をあげてきた。 しかし、非行や問題行動等、生徒指導にかかわる対応は、依然として学級経営上大きな課題となっている。 このような状況の実態把握と改善を目指すことを目的として、各都道府県の校長10名を抽出し、以下の3点について調査を実施し、結果の分析と考察を行った。
「少年非行」に関する問題と未然防止のための方策 罪の意識の希薄化や低年齢化、さらには深刻化の傾向が如実に指摘できる。関係諸機関との連携を図るとともに、学校は、「個を生かし、個が生きる授業づくりに徹する」という、より本質的な改善を進める必要がある。また、家庭・地域との連携をより一層具体的に図ることが大切である。