機関誌『小学校時報』は、校長が当面する学校経営上の諸課題の解決に役立つ情報を提供するとともに、全連小の組織を強化するための情報宣伝活動の役割を担っている。
平成１８年度の年間共通主題は、小学校教育の充実を図り、新たな課題への主体的な対応が期待される現状を考え「地域の信頼に応える学校づくりと小学校教育」と設定し、各界からの提言や実践事例などを中心に企画・編集を進めることとした。
昨年１０月に全国の広報担当者に特集ページの内容などについてアンケート調査をお願いしたところ４２都道府県から貴重な回答をいただくことができた。次年度の企画・編集に生かしていきたいと思う。また、意見や要望として「いつも工夫をこらしタイムリーな情報を発信している」「私学の経営者や講師の『教育論壇』は参考になった」「学校の自己点検、自己評価など教育課程審議会答申に沿った内容のものを取り上げてほしい」「授業づくりと校長の在り方について特集を組んでほしい」などの意見が寄せられ、編集委員一同、企画・編集への思いを新たにすることができた。
次年度の編集に当たっては、全連小研究協議会神奈川大会の主題である「新しい時代を拓き、国際社会を主体的に生きる心豊かな日本人の育成を目指す小学校教育の推進」及び副主題「子どもの夢と希望をはぐくみ、自立と共生の基礎を培う学校づくりへの挑戦」に沿い、教育改革の方向も見定めて、学校経営に資する特集の企画を工夫したい。
「今月のことば」「この道この人」「学校めぐり」「会員の声」などは、執筆者の決定から原稿依頼まで各都道府県の広報担当の先生方にお願いしている。次年度も一層のご助力をいただき、誌面の充実に力を注いでいきたいと考えている。
