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各部会・各種委員会の活動報告

 

◇標準法委員会

教職員配置改善と指導方法・体制の工夫、司書教諭及び非常勤講師等の活用と配置の在り方についての基礎調査

 本委員会の活動は、「公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律」にかかわる内容について教育現場の実情と教育行政機関の施策実現状況を調査することである。

<主な内容>
 1 少人数指導等にかかわる教職員配置や実施状況に関すること
 2 司書教諭・養護教諭の配置に関すること
 3 非常勤講師等の配置の状況と改善・活用に関すること

<結果とまとめ>
 1

 少人数指導等の加配教員は第7次定数改善計画とともに地方自治体独自の配置を合わせると、7〜8割に達している。実施状況も習熟度別や興味関心別等、個に応じた指導が約8割の学校で行われており、教員の意識や児童・保護者の反応は好感度が高い。義務教育費国庫負担制度とのかかわりで、教員の配置改善計画の見通しが立たない状況では、少人数加配の教員の活用に校長の弾力的な裁量権を求めていくことも必要である。

 2  市町村が配置する非常勤の司書教諭代替職員は38%である。司書教諭が配置されている学校では、本の貸し出し数が多く、読書への興味・関心が高い。しかし、定数内配置の司書教諭は、きめの細かな指導や対応が思うようにできない状況にある。定数外の司書教諭配置を要望していく。
 3  教育活動の多様化や児童の実態の変化に伴って、非常勤講師等の配置は地方自治体の配慮で多種、多時間の任用が多くなってきている。特に、外国語や情報教育のような専門的な知識や技能をもつ指導者は、非常勤講師に頼ることになる。今後、ますます学校の特色化を図り、新しい教育を創造していく上でも、非常勤講師の配置を充実していくことを要望していく。
(委員長 平田廣志)

 

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