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調査研究各部会・各種委員会の活動報告

 

◇教育課程委員会

新教育課程全面実施4年次における教育課程改善の方向に関する調査

1 調査の概要
 本委員会は、新しい時代に即応した小学校教育の推進と課題の解決を目指した教育課程の編成と実施に関する研究を行うために、次の3点について調査を実施した。
 @心の教育 A基礎・基本の確実な定着 B2学期制の導入、である

2 調査の結果・まとめ
@
「心の教育」の推進に関する問題
 各学校の取組みとして高い割合を示しているのは体験や実践を重視した活動や道徳の時間の指導の充実などである。豊かな体験に根ざした道徳性の育成、道徳の時間の指導の充実、地域・社会とふれあう学習などを通して、豊かな心の育成が図られるものとして期待される。
A
基礎・基本の確実な定着を図るための教育課程の工夫・改善に関する問題
 各学校において一人一人の児童に、個に応じたきめ細かな指導や自主的・主体的な学習を展開していくために、研修の充実を図り、教師自らの授業力向上に努めることの重要性が明らかになった。
B
2学期制の導入と教育課程に関する問題
 調査結果では、昨年度検討していた学校が実施に踏み切るなど微増の傾向にあるが、地域差もあり全国的な広がりに至っていない。2学期制の導入のメリットや課題は、実施校と未実施校とに違いがあったが、共通している事がらは、長い期間の中でのゆとりある教育課程の編成・実施、学びの継続・発展性、よりよい学びの充実ときめ細かな励みとなる評価の在り方などに関する具体的な方策が焦点となっている。
(委員長 井出一雄)
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