TOP全国大会第57回愛知大会 VII分科会・分散会の趣旨
 

◇第3分科会◇
第3分科会 現職教育

 研究課題
 人間性と専門性を高め,教師の指導力向上を図る現職教育と校長の在り方


 
趣   旨
研究の視点
 目を見張る速さで進む大量情報社会は,子供の 興味を引く情報をふんだんに,しかもすぐに手の届くところまで送ってくる。こうした速さに,ややもすると学校の進める教育が惑わされかねない状況になっている。
 学校は,こうした状況にある子供に,人として生きていくために欠かせない知恵,感性や創造性を身に付けさせるという難しさを伴う重要な使命を担っている。子供の生きる力の向上を目指し,学校の教育目標を検討し理解し,理論に基づき方策を考えるとともに,授業研究,実技研修,研究, 調査を行うなどの実践研究を組織的に進める研修 体制の確立を図る必要がある。 
 教師もまた,教育改革の理念を踏まえ,学校課題を受け止め,自らの人間性や専門性を高めることの意義を自覚し,教育愛と情熱に裏付けられた 使命感をもって子供の人間形成にかかわることが大切である。
 こうした学校状況を生み出すため,校長は教師に先んじた研鑽によって,自身の教育理念をより確かなものとする必要がある。
 教師の指導力向上を図る現職教育の充実に責任をもつ校長としての在り方及び指導性を明らかにする。
 人間性と専門性を高める研修の充実
 子供の人格の形成にとって,その範となる教師の在り方は重い。
 現職教育は,教師が主体となって自立的に行われることが不可欠であり,校長は教師の創意を生かし,向上心を高め,教師の思いや願いが反映される研修に心がけなければならない。
  研修の充実に当たり,教育改革の理念を踏まえ学校課題を明示しながら,時に応じた助言や支援を行い,教師相互の交流と研修の機会を確保し,教師の教育への意欲を高めることが大切である。
 現職教育の充実を図り,人間性と専門性を高める研修の在り方と校長の指導性を究明する。
 教師の指導力向上を図る研修体制の確立
 教師には,進む情報教育に対する力量向上はもちろんのこと,よりよい授業を創り出すための研修,いじめ,不登校や特別な支援を要する児童への対応など多岐にわたる指導力の向上が求められている。
 それには,まず,教師の課題意識に直結する校内研修体制の確立を図る必要がある。
 また,関係機関との連携による研修や教育関係以外での組織研修に努めることも大切である。
 教師の指導力向上に寄与する研修体制の確立に向けた校長の在り方とその指導性を究明する。

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