TOP全国大会第57回愛知大会 VII分科会・分散会の趣旨
 

◇第6分科会◇
第6分科会 健康・安全教育

 研究課題  たくましく生きる心と体をはぐくむ健康・安全教育と校長の在り方


 
趣   旨
研究の視点
 社会の激しい変化は,子供を取り巻く社会環境や生活様式を大きく変化させ,子供の健康状態にも様々な影響を与えている。戸外で遊んだり積極的に体を動かしたりする機会の減少をはじめ,体力・運動能力の低下,生活習慣病やアレルギー疾患,ストレスや肥満傾向の増加など,様々な健康問題を生んでいる。また,パソコン・携帯電話などの爆発的な広がりによって,日常生活が便利になる反面,子供の生活リズムが不安定になったり,事件・事故に巻き込まれたりするなどの問題が生じている。
 こうした状況にあって,子供が今まで以上に健康や安全についての意識を高め,その価値を認識するとともに,自らの健康を適切に管理し改善する資質や能力,危険予知・事故防止など安全に関する意識を培う必要がある。
 そのためには学校ばかりでなく,家庭や地域社会との連携も必要である。食生活の改善をはじめ,心と体をはぐくむ健康・安全教育の充実とその啓発を図ることによって,家庭や地域社会がその役割に応じた機能が発揮できるよう,三者が一体となった健康・安全教育について,学校としての働きかけをより具体化することが重要である。
 自らの人生を主体的に切り拓いていく子供が,知力と体力を蓄え,たくましく生き抜いていくことができる健康・安全教育の推進と校長の在り方を明らかにする。
 心身の健やかな発育・発達を目指す健康教育の推進
 子供が生涯を通じて健康で明るく豊かな生活を過ごすには,たくましい心と体が必要である。日日の生活の中で体力の向上や健康の保持増進を図ることはもちろん,生活習慣病などに対しても子供自らの健康管理意識を向上させることが大切である。
 子供が生涯にわたって運動やスポーツに親しみ心身ともに鍛えることができるようにするとともに,健康の保持増進に欠かせない食に関する意識を高めるなど,心と体を一体としてとらえた健康教育の進め方と校長の在り方を究明する。
 安心して生活できる環境づくりを目指す 安全教育の推進

 様々な危険性が潜在する社会において,子供が生涯にわたって安全に生活していくためには,安全な行動が主体的にとれる能力の育成と安心して生活できる環境づくりが重要である。そのため,関連教科・行事などを通しての安全教育と安全を保証する環境づくりを進める必要がある。
 家庭・地域社会とも連携を図りながら,自分の命は自分で守るという意識を高め,実際に行動できる能力を身に付けさせる安全教育の推進を図ることによって,安全を脅かす事象に,迅速かつ適切に対処できる校長の在り方と指導性を究明する。

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