TOP全国大会第57回愛知大会 VII分科会・分散会の趣旨
 

◇第8分科会◇
第8分科会 国際理解教育

 研究課題
 互いの文化を理解・尊重し,国際社会で主体的に生きる資質や能力を
 育成する国際理解教育と校長の在り方


 
趣   旨
研究の視点
 急速な情報化の進展に伴い,世界が一層身近な存在となり,様々な面で国と国との連携・協力の必要性が高まっている。そうした中で,日本人としての自覚をもち,国際社会の一員であることを認識し,世界で信頼される人となる資質や能力を育成することは極めて重要である。
 これからの学校教育では,国際社会に生きる日本人の育成という視点に立ち,子供が国際的視野を広げ,理解を深めるための教育を充実していくことが大切である。
 それには,子供が,日本の文化や伝統について理解を深め,誇りをもつとともに,他の国々の異なる文化や生活様式を理解し,尊重する態度や行動力を養うことが大切である。また,世界の現実を理解し,自分と異なる生き方や考え方を認め,相手の立場を尊重し共に生きていく資質や能力の育成を図らなければならない。
 さらに,国際的な理解と協調を図るためには,お互いの考えが分かり,意思の疎通ができるように豊かな表現力やコミュニケーション能力の育成が大切である。小学校段階においては,英語に親しむ体験活動をはじめとする英会話学習の推進に努めている学校も少なくない。各教科・道徳・特別活動・総合的な学習の時間など,全ての学校教育活動の中で,国際化の進展に対応できる国際理解教育の推進に当たる校長の在り方と指導性について明らかにする。
 互いの文化を理解・尊重する国際理解教育の推進
 国際理解教育の推進に当たっては,日本の文化や他の国々の文化などに慣れ親しむ機会を作り,
互いの文化の違いを理解・尊重する態度の育成を図る必要がある。特に,小学校段階では,地域の文化や伝統に触れ,日本の文化や諸外国の文化について関心をもたせることが大切である。
 国際理解教育の背景となる社会,地域,学校の条件などを踏まえ,視野を広げ,他の国々の人々との相互理解を深め,国際社会と協調し,共に生きていくための資質と能力の育成を図る国際理解教育推進に向けた校長の在り方と指導性について究明する。

 国際化の進展に対応する豊かな表現力やコミュニケーション能力を育てる教育の推進
 国際人として,世界の人々と交流するために,自分の考えや意見を表現する言語感覚や能力を豊かにするとともに,相手の考えを理解するコミュニケーション能力を育てる必要がある。
 子供の興味・関心を生かしながら,様々な学校教育活動を展開し,豊かな表現力や言語能力などの国際社会に参加・協力できる能力と態度を育てる教育の推進に当たる校長の在り方と指導性について究明する。
▲ いちばん上に戻る ▲