TOP全国大会第57回愛知大会VI 研究協議の概要
 
VI 研究協議の概要
 
 
第8分科会 国際理解教育
 【研究課題】互いの文化を理解・尊重し、国際社会で主体的に生きる資質や能力を育成する国際理解教育と校長の在り方
 <研究発表>確かな学力、感動のある学びの創造
― 人権尊重を核にした国際教育 ―
兵庫県神戸市立こうべ小学校  木山 弘之
<発表概要>
 本校は、都市部のドーナツ化現象により2度の統合を経て平成8年に開校し、現在全校児童538名の内、18ヶ国70数名の外国人児童が在籍する中規模校である。    言葉や価値観の異なる子どもたちが共に生きるために「多様性の中の共通性」「価値観の対立から一致点を」「共に生きる力」を考え、様々な実践に取り組んできた。また、国際教育におけるキーワードを「自尊感情」「人権尊重」「主体性」「コミュニケーション能力」「多文化理解」の5つとして国際教育を進めている。
 国際教育を進めるにあたり、校長の果たす役割として「方針と計画を地域・保護者・教職員に明示」「学校教育における国際教育の位置づけを明らかにする」「関係機関との連携・協力を積極的に進める」などが考えられる。研究実践の4つの重点領域と学校行事についての実践を紹介する中で、研究課題の国際理解教育と校長の在り方について提示する。





第8分科会 国際理解教育
 【研究課題】互いの文化を理解・尊重し、国際社会で主体的に生きる資質や能力を育成する国際理解教育と校長の在り方
 <研究発表>地域や学校の特色を生かし、豊かな表現力やコミュニケーション能力の育成を図る国際理解教育の推進
三重県伊賀市立島ヶ原小学校  山崎 敏正
<発表概要>
 市内各小学校の取り組みを「全ての児童・生徒の居場所が保障されているか」、「自分の思いを意欲的に伝えているか」、「世界平和を訴えていくために意欲をもてているか」、「異文化(多文化)を理解する感性が高まっているか」の4つの視点により分析・整理して、国際化の進展に対応する豊かな表現力やコミュニケーション能力を育てる教育の推進と校長の在り方についての課題解決に迫った。
 結果としては、伊賀市の全ての学校が大切にしていることは「人権を視点にしての国際理解教育の活動」であり、各校独自のものは「地域に根ざし、広がりがあること」であることを確認することができた。外国人在籍児童を中心とした取り組みや各校の伝統や地域性を生かした独自の取り組みなど、各校の創意工夫ある実践例を紹介し、校長の関わりや課題についての提示を行う。
 
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