<発表概要>
学校が地域に信頼され、高い教育効果を生むところであるためには、地域の幼稚園、小・中学校が交流、連携を図り、相互に教育効果を高め、入学時に立ち止まることなく、連続した教育が展開できることが重要な位置を占めてくる。幼稚園から小学校に進む段階では、遊びを中心とする幼稚園の指導から、学びを中心とする小学校の指導とのギャップが大きく、いわゆる「小1プロブレム」を引き起こし、指導の難しさや子供の側の混乱を生んでいることが問題になってきている。また、小学校から中学校へ進学するにあたり、子供たちにとってまた、大変なギャップが生じてくる。教科担任制への移行、英語など新しい教科の履修など、小学校と中学校の相違や、両者の間に存在する段差から、学習や生徒指導上の問題が出てくる。そこで、異年齢の子供どうし交流を深めながら、確かな成長を果たしていけるようにするため、同一敷地内にある幼稚園と、地区の中学校との交流・連携を進めてきた研究を発表する。
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