TOP全国大会第58回神奈川大会VI 研究協議の概要
 
VI 研究協議の概要
 
 

第2分科会 教育課程U 分散会B

 【研究課題】 確かな学力の向上を図る学校づくりへの挑戦
 【研究の視点】 学ぶ意欲をはぐくむ教育課程の編成と推進
 <研究発表> 確かな学力をはぐくむ、学びの連続性を意識した教育課程の編成の工夫
           −学ぶ意欲の継続を図るために−

京都府京都市立山王小学校  松谷 龍雄

<発表概要>

 確かな学力の向上を図るためには、学ぶ意欲をはぐくむことが大切である。そのためには、この学ぶ意欲を継続してもったり、一つの取組をきっかけとして他に波及させたりしていくことができる教育課程の編成と推進が必要である。そこで、本市校長会では、学びの連続性を考えた教育課程編成の工夫について検討を行った。その中で、基礎的・基本的な知識・技能の育成を図る視点と、自ら学び、自ら考える力の育成を図る視点から、以下のような教育課程の編成について取り上げ、成果と課題を探る。
@ 創造力を培う授業システムの構築(算数科の学習を通して)
A 地域を核とし同一中学校に進学する他の小学校や中学校との連携を図った取組(総合
  的な学習の時間 を通して)
B 子供が自発的に英語を使う場面を設定し、中学校の英語科学習につなげる英語活動の
  取組(総合的な 学習の時間(英語活動)の取組を通して)

 

第2分科会 教育課程U 分散会B

 【研究課題】 確かな学力の向上を図る学校づくりへの挑戦
 【研究の視点】 学ぶ意欲をはぐくむ教育課程の編成と推進
 <研究発表> 学ぶ意欲と学びの連続性を目指した教育課程の創造
           −2学期制の実践を通して−
神奈川県横須賀市立野比東小学校  大久保 静香
<発表概要>

 教育改革が進む中で、今教師一人一人に求められていることは「自校の教育課程を創る、創りかえる」という意識をもち、実践していくことである。
 本市校長会では、校長は子供や地域の実態を踏まえ、自校における教育はどうあったらよいのかという課題意識をもった上で学校経営の再設計に臨むことが重要であると考え、これからの学校像を描きながら2学期制の研究を進めている。具体的には、2学期制の有効性と効果を探るため、実施年度ごとにアンケート項目の作成、情報の収集、分析・考察を行った。その結果、通信簿、学習相談日などのような、一つ一つの課題への対応(点)から、その課題を1年間の教育課程の中でどう位置付けるかという流れ(線)ができ、さらに、その線がスパイラル状に循環する(面)という動きが見えてきた。
 各学校が主体的に2学期制に取り組むことにより教師の意識変革が生まれ、学校が変わりつつある。しかし、社会は刻々と変化し保護者や地域の意識も変化をし続ける。そのことを踏まえ、校長は、常に現在の学校の在り方を見直し、教員の指導力の向上、効率的な学校運営、子供や保護者や地域との関係づくり、そして、学校独自の教育課程編成のために、リーダーとしてビジョンを明確に打ち出していく必要がある。

 

 
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