TOP全国大会第58回神奈川大会VI 研究協議の概要
 
VI 研究協議の概要
 
 
第2分科会 教育課程U 分散会C 
 【研究課題】 確かな学力の向上を図る学校づくりへの挑戦
 【研究の視点】 個に応じたきめ細かな指導の充実を図る教育課程の編成と推進
 <研究発表> 個に応じた確かな学力の向上を図る教育課程の工夫
           −地区課題の解決を目指して−
千葉県いすみ市立古沢小学校  岩瀬 俊一
<発表概要> 

 確かな学力の向上に関する夷隅地区の各小学校の取組と課題を探るべく、平成17年度は「学校の経営力」について、平成18年度は「教師の指導力」についてと、きめ細かな指導の取組等の状況について全小学校長を対象に調査を行った。いずれも全国調査の結果との比較を通して、本地区の実態を浮き彫りにしようと試みた。その結果、「校長は学力向上を経営の方針に掲げ、教職員に明示しているものの、具体的な施策については課題が残る」ことが明らかになった。また、各学校では少人数指導等のきめ細かな指導については、熱心に取り組んでいることも明らかになった。これらの調査結果の詳細を報告するとともに、地区内小学校の取組事例を数例紹介し、指導法や評価を包含した綿密な指導計画を活かした授業を構築するために、校長はどうかかわっていくべきか明らかにする。

 

第2分科会 教育課程U 分散会C
 【研究課題】 確かな学力の向上を図る学校づくりへの挑戦
 【研究の視点】 個に応じたきめ細かな指導の充実を図る教育課程の編成と推進
 <研究発表> 子供一人一人の学びを大切にした教育課程の編成・評価と学校経営
           −わかる授業を目指す個に応じた指導の充実と校長の役割−
神奈川県横浜市立岸谷小学校  小宮 真弓
<発表概要>

 子供一人一人に応じたきめ細かな教育課程を推進するためには、校長が指導性を発揮し、確かな学校経営プランを示し、教師の授業力を高め、学校全体で組織的に取り組んでいく必要がある。本市の学校では、校長は、学校の実態に合わせて、指導法の理念である「学習の総合化」を土台とした個に応じた指導を進める学校経営を、PDCAサイクルを生かして行っている。その校長の役割をまとめると次のようになる。
@ 地域・学校の実態、児童の実態、これまでの学校の特色ある教育活動等を鑑みながら、
   校長はその学校教育課程のグランドプランを明確に示すこと
A 全教職員がその理念を共有し、自分の仕事を通して理念を実現できるよう、組織や指導
   体制・指導方法を工夫し、実践すること
B 子供一人一人の生活や学習状況をきめ細かく見取り、指導改善に生かす評価計画を立
   て評価すること
C PDCAサイクルを生かした学校経営を行うこと
D 一人一人の教員が自らの授業力、人間力を高められるよう日常的な研究研修に取り組
   むこと
数校の実践を取り上げ、上記の校長の役割について具体的に明らかにする。

 

 
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