TOP全国大会第58回神奈川大会VI 研究協議の概要
 
VI 研究協議の概要
 
 
第5分科会 人権教育 分散会@
 【研究課題】 誰もが安心して豊かに生きることのできる学校づくりへの挑戦

 【研究の視点】 人権尊重の心と実践力を培う教育の推進

 <研究発表> 「アイヌ民族の歴史・文化理解」と「人権を尊重した障害児教育・特別支援教
           育」に学校はどうかかわればよいか
北海道新冠町立明和小学校  小笠原 進
<発表概要>

 人権教育の考え方は人間が人間として互いを認める、互いの権利を認めるということである。そのためにどんな手立てをとっていく必要があるか。今回の実践事例にあるように、留意すべきことはアイヌや障害者を助けるという方向に行くのではなく、活動を通して互いの存在を認め合うということである。
@ 社会科副読本(補助教材)の実態、財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構の存在
A 平取町二風谷アイヌ文化博物館のシンポジウムの流れ
B 平取町立二風谷小学校の「ハララキ活動」(総合的な学習の時間におけるアイヌの学習)
C 平取町三校教員研究協議会でのアイヌ民族の歴史・文化理解実践
D 第53回全日本特別支援教育研究連盟北海道地区研究集会日高大会での実践報告
E 北海道平取養護学校と小学校、中学校、高等学校の四校交流連絡協議会の様子
 人権教育は決して特別な教育ではなく「一人一人の子供を大切にした当たり前の教育」である。このことを改めて認識する必要がある。

 

第5分科会 人権教育 分散会@
 【研究課題】 誰もが安心して豊かに生きることのできる学校づくりへの挑戦
 【研究の視点】 人権尊重の心と実践力を培う教育の推進
 <研究発表> 豊かに心を通わせ、互いに認め支え合う人間関係がつくれる児童の育成
茨城県土浦市立乙戸小学校  吉原 富久江
<発表概要>

 子供一人一人が、大切にされ、温かい雰囲気の中で、楽しく伸び伸びと学校生活を送ることができるためには人権教育の推進が重要であり、子供一人一人が人権感覚を身に付け、思いやりの心をもって生活することが望まれる。
 そのためには、まず教師自身が人権意識を高め、人権感覚を養うことが大切である。また、人権感覚の取組が、学校だけではなく、子供から家庭へ、家庭や学校から地域へと、その輪を波紋のように広げていくことが大切であると考える。
 人権教育を推進するに当たり、校長として、次の3点に視点を当てて取り組んできた。
@ 校長の人権教育に対する考えを明確に示し、学校教育目標の達成に努める。
A 教職員一人一人を活かし、組織力として取り組めるようにする。
B 保護者や地域に「開く・結ぶ・伝え合う学校づくり」を推進し、人権教育の輪を広げる。

 

 
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