TOP全国大会第58回神奈川大会VI 研究協議の概要
 
VI 研究協議の概要
 
 

第7分科会 学校・家庭・地域社会の連携 分散会A

 【研究課題】 家庭・地域社会との連携で教育機能を高める学校づくりへの挑戦

 【研究の視点】 家庭・地域社会の教育力を活用した教育活動の推進

 <研究発表> 学校教育目標を見直し、固有の環境を最大限活かした学校経営

長野県長野市立鬼無里小学校  石澤 一芳

<発表概要>

 ここ数年の大規模な市町村合併により従来の学校経営システムを変更せざるを得ない状況に至った学校はどれほどあるのだろうか。平成17年1月1日に長野市に編入合併した本校もそのうちの一つである。本校は、この機を絶好のチャンスととらえ、子供を取り巻く本校固有の環境及び長野市教育大綱を踏まえて学校教育目標を見直し、本校だからできること・必要なこと・しなければならないことを家庭や地域の方と連携して取り組んできた。その目標見直しの経緯と実際、その具現に直結する3つの事例について発表する。
@ 学校教育目標の見直し
A 全学年で学ぶ太鼓の学習
B 異年齢集団で人間関係を学ぶなかよし活動
C 大きなネットワークとなった「子どもを守る連絡会」

 

第7分科会 学校・家庭・地域社会の連携 分散会A

 【研究課題】 家庭・地域社会との連携で教育機能を高める学校づくりへの挑戦

 【研究の視点】 家庭・地域社会の教育力を活用した教育活動の推進

 <研究発表> “ゆめ”ふくらむ学校・家庭・地域社会
           −保幼小教育連携を生かした学校経営−
神奈川県茅ヶ崎市立茅ヶ崎小学校  佐藤 公司
<発表概要>

 子供の「生きる力」は、学校が、「おらが町の学校」として、自分の機能をしっかりと果たしつつ、保護者・地域社会への積極的な働きかけをすること、さらにそれを通して、コミュニティーを形成する共通の具体的な指導・かかわりをもつことで、より一層豊かにはぐくまれる。
「生きる力」をはぐくむ中で最も大切にしたい能力は、コミュニケーション能力(人間関係能力)と考える。日常の中で、学校・家庭・地域社会の三者が「育つ子供の姿」を確認し、コミュニケーション能力を育てるための連携の有効性を自覚できるような具体的な連携推進の在り方を明らかにしていきたい。
 本市校長会では、6年間の小学校教育のみならず、小学校「前」の5歳位から〜小学校6年間の7・8年間のスパンを通した連続性ある学習・生活に通じる一貫した基礎的な指導を模索した。
 保育園・幼稚園と小学校とが中心となって、まず幼児教育と小学校教育において、「共通の基本的な指導項目」を掲げて子供を育てる。いつでも、どこでも、誰でもが、同じ視点に立って子供を見取り、指導をしていく。その過程で、家庭・地域社会の教育力を掘り起こすことが大切であると考える。


 

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