TOP全国大会第58回神奈川大会VI 研究協議の概要
 
VI 研究協議の概要
 
 

第9分科会 情報教育 分散会@

 【研究課題】 情報の適切な活用を推進する学校づくりへの挑戦
 【研究の視点】 情報活用能力や情報モラルを高める教育活動の推進
 <研究発表> 適切な情報活用能力を身に付けるため、校長は何をすべきか?
           −情報を運ぶものは、機器のみに止まらない−
高知県馬路村立魚梁瀬小学校  佐古 真一
<発表概要>

 馬路村全地域をあげて取り組んでいる「キャリア教育」の中心課題を、義務教育終了後子供たちが一旦は村を離れ都市部での生活を体験するという地域性を踏まえ、「情報活用能力」に設定した。また、情報の氾濫する都市部の生活の中で、「ふるさと」を大切に思う心を根本に、大量の情報に流されることなく適切に処理・活用することを通して、ふるさとの発展に寄与する子供たちとなってくれることを願っている。
 そこで、情報活用能力にかかわる様々の能力を総合的に伸ばすため、以下の研究に取り組んだ。
@ 情報メディアに対する村内の子供たちの意識実態調査
A 情報教育に関する教職員の研修
B 情報活用能力の育成を目指す学習過程の改善
C 情報機器やメディアの活用を通した、子供たちの情報活用能力の育成
D 情報活用能力を生かす「ふるさとに立つ」活動



第9分科会 情報教育 分散会@

 【研究課題】 情報の適切な活用を推進する学校づくりへの挑戦
 【研究の視点】 情報活用能力や情報モラルを高める教育活動の推進
 <研究発表> 情報教育の推進を目指して     
千葉県鎌ケ谷市立東部小学校  小林 一郎
<発表概要>

 情報を、収集・選択・創造し発信していく情報活用能力の育成だけでなく、情報モラルの高揚を図ることや個人情報に対するセキュリティ対策も重要な課題になっている。
 こうした課題に取り組めるよう本市では次のような情報機器の整備や研修体系といった基盤を整えている。
@ 本市のコンピュータ等の整備はセキュリティが考慮された構成になっている。
A 教員研修はどの教員もコンピュータ等の扱いができるよう研修体系が整備されている。
 それらの基礎に立って校長として校内の情報教育をどう進めていくか。そして効果を上げるために保護者への啓発をどう進めていけばよいかが課題であると考えたい。
 その際、児童の実態を把握し、実態にあった指導計画が必要であるため、市内の小学校9校の6年生を対象にアンケートを実施した。その結果、かなりの児童は自分だけでインターネットをやっており親の目が届いていないことが分かった。学校で取り組むべき課題として、校内の情報に関する指導計画の作成と家庭への啓発活動の必要性が見えてきた。


 
▲ いちばん上に戻る ▲