IT革命と呼ばれる急速な情報化の進展は,急激かつ大幅な社会の変革をもたらしている。コンピュータやインターネットの普及で,誰でも簡単に情報を発信・受信することができるようになった。
学校教育においては,子供が自ら学び,考えを深めていく上で,必要な情報を主体的に選択・活用できる能力や,情報社会に参画する態度などを育てることが必要である。
そのために,小学校段階では,各教科間の関連を図った取り組みが行われやすいという特長を生かし,各教科等の具体的・体験的な活動の中で情報機器を有効に活用することで学習活動の幅を広げ,より主体的な学習活動を展開していくことが大切である。
また,一方で小学生もインターネットを利用したりホームページを作ったりすることができるようになり,発達段階に応じたネチケットに関する指導も重要になっている。
こうした情報活用能力を高める教育や情報モラルは,すべての教科や総合的な学習の時間などの教育活動を通して身につけることができるようにする必要がある。
本分科会では,これからの高度情報社会を様々な人とのかかわり合いを深めながら生きぬく子供の育成に果たすべき情報教育について,校長の描く明確なビジョンや具体的な方策を明らかにする。
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