TOP全国大会第59回岡山大会 [分科会・分散会の趣旨
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◇第9分科会◇
第9分科会   情報教育

 研究課題     情報教育と学校の情報化の推進
分科会の趣旨
研究の視点

 IT革命と呼ばれる急速な情報化の進展は,急激かつ大幅な社会の変革をもたらしている。コンピュータやインターネットの普及で,誰でも簡単に情報を発信・受信することができるようになった。
 学校教育においては,子供が自ら学び,考えを深めていく上で,必要な情報を主体的に選択・活用できる能力や,情報社会に参画する態度などを育てることが必要である。
 そのために,小学校段階では,各教科間の関連を図った取り組みが行われやすいという特長を生かし,各教科等の具体的・体験的な活動の中で情報機器を有効に活用することで学習活動の幅を広げ,より主体的な学習活動を展開していくことが大切である。
 また,一方で小学生もインターネットを利用したりホームページを作ったりすることができるようになり,発達段階に応じたネチケットに関する指導も重要になっている。
 こうした情報活用能力を高める教育や情報モラルは,すべての教科や総合的な学習の時間などの教育活動を通して身につけることができるようにする必要がある。
 本分科会では,これからの高度情報社会を様々な人とのかかわり合いを深めながら生きぬく子供の育成に果たすべき情報教育について,校長の描く明確なビジョンや具体的な方策を明らかにする。

 
 情報モラルと情報活用能力を高める教育活動
  子供たちが課題や目的に応じて情報手段を適切に活用することを含めて,多くの情報の中から必要な情報を主体的に選択し活用する能力や,得られた情報を生かして自分の考えを積極的に発信する能力や資質をどのように育成するかが重要である。
 情報活用能力を高める教育を推進する中で,有害情報の氾濫,個人情報の漏えい,著作権の侵害など,情報社会の問題点に配慮しながら,情報モラルを身につけ,人とのかかわり合いを深めながら生きぬく豊かな子供の育成の在り方と校長の役割・指導性を究明する。

 学校の情報化を推進する情報環境の整備
  すべての子供たちにわかる授業,魅力のある授業を展開していくためには,学習活動に情報機器を有効に活用できる教職員の育成と情報通信環境の中長期的な展望を持った計画的な整備が必要である。
 また,開かれた学校や情報の公開が進展する中で,学校の教育活動や学校運営状況等を保護者や地域社会に発信したり,学校の情報をより効率よく管理したりする情報環境の整備について,校長の役割・指導性を究明する。
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