TOP全国大会第59回岡山大会 [分科会・分散会の趣旨
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◇第10分科会◇
第10分科会   環境教育

 研究課題  環境への豊かな感性と実践力を育てる環境教育の推進
分科会の趣旨
研究の視点

 利便性や効率性を追い求めて,大量生産,大量消費,大量廃棄を繰り返してきた結果として,温室効果ガスや廃棄物の排出量の増加,身近な生き物の減少といった地球規模のかつてない課題に直面してる。この人類の生存をも脅かしかねない問題の解決のために,廃棄物抑制・リサイクル推進等の循環型社会,子孫の未来を保障する持続可能な社会の構築に向けてあらゆる分野での取り組みが急務となっている。
 学校教育においても,人間と環境とのかかわりについて正しく科学的に認識し,自らの問題として受け止め,自らが責任を持って環境を守るための行動がとれるような能力や態度を育成することが求められている  そのためには,身の回りの環境に浸り,その恵みを享受すること,地域の環境を守ることに力を発揮した先人の働きや,高齢者の環境との共生のための知恵に触れること,学校や地域社会の中で環境保全のために自らできることを考え行動すること等の体験活動を通じて,環境の保全についての理解と関心,自然に対する畏敬の念を深めることが大切になってくる。
 本分科会では,21世紀を創り上げていく子供たちが,環境問題を自分のものとして実感するとともに,科学的に理解し,それを基に問題の本質や取り組みの方法を自ら考え,解決する能力や態度を身につけることができる実践的な環境教育について,校長の描く明確なビジョンや具体的な方策を明らかにする。

 
 教科・領域等との関連を通して学ぶ環境教育の推進
  子供たちが,環境問題の本質を確かにとらえ解決の方法を自ら考え,解決する能力を身につけるためには,自分が環境の中で生き,環境の恩恵を享受していることを実感し,自分の生活も環境に影響を与えていることを科学的に理解することが大切である。
 そのためには,総合的な学習を核として教科・領域の特性を十分ふまえ,発達段階に応じた体系的な環境教育のプログラムの開発と,地域や子供たちの生活に根ざした教材の開発が必要である。
 こうした,環境教育の全体的な計画等を作成し総合的な実践の推進における校長の役割・指導性について究明する。

 身近な環境へのかかわりを深めて学ぶ実践的な環境教育の推進
  環境教育では,子供自らが責任をもって環境を守るための行動がとれるような能力や態度を育成することが大切である。
 そのためには,地域の中で環境問題や自然についての知識を得たり,環境問題の原因およびこれを解決するための具体的な対策や環境と自分の生活の在り方について自ら考えたり,具体的な取り組みへと結びつけていく能力や態度を育んだりできる体験活動や実践活動,さらに環境に対して豊かな感性を育てる遊びの工夫等が必要である。
 こうした,学校と地域が相互に連携しあった実践的な環境教育の推進と教師を含めた指導者育成における校長の役割・指導性について究明する。
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