激動の時代を夢や目標をもって生きぬく子供たちを育成するために,義務教育の質の向上に向けて取り組むことが求められ,今までの制度の見直しや新しい制度の導入が図られている。
教職員の評価は,教職員が常に自己研さんに励もうとする意欲を喚起するものでなくてはならない。そのためには,教職員の仕事に対する使命感や誇り,責任感などの教育に対する情熱,生徒指導,学習指導などの専門家としての力量,さらには,常識や教養,社会性,協調性などの総合的な人間力を公正・公平に客観的に評価する管理職の力量を高めることと,評価を活かそうとする教職員集団の育成が必要となる。
また,開かれた学校づくりが推進されている今日,地域や保護者の教育に対しての関心と期待はこれまでになく高まっている。地域の創意工夫を活かした特色ある学校づくりを推進する上でも,積極的に保護者や地域住民に学校運営の協力を要請することが必要である。子供たちが未来に夢や目標をもてるようにするために,保護者及び地域住民の学校運営への参画を進め,責任を共有しながら信頼される学校を創り上げて行かなくてはならない。
本分科会では,校長が教職員はもちろん地域住民との豊かなかかわり合いを意識し,共に夢を語り合い,目標を共有しながら,学校が主体をもってこれらの改革に取り組むために,校長の描く明確なビジョンや具体的な方策を明らかにする。
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