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1 大会主題 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
新しい時代を拓き,国際社会を主体的に生きる 心豊かな日本人の育成を目指す小学校教育の推進 |
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2 副主題 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
未来に夢を抱き,かかわり合いを深めながら生きぬく子供の育成 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3 副主題設定の理由 全国連合小学校長会は,平成14年度第54回北海道大会から「新しい時代を拓き,国際社会を主体的に生きる心豊かな日本人の育成を目指す小学校教育の推進」を大会主題とし,教育の不易の部分や今日的な課題に焦点を当て,組織的な研究と実践を重ねてきた。この間,開かれた学校づくりの推進やマネジメントという考え方を生かした学校経営など,多くの成果を上げてきたところである。 世界が急速な科学技術の進歩,情報化・国際化の進展を遂げたことにより,変化する社会に対応できる子供や国際感覚を身に付けた子供の育成が一層求められている。我が国では,多くの子供たちは多様な価値観をもって成長し,自分の考えを表現できるようになってきた。一方,先行き不透明な社会状況の中で,子供たちが未来への夢や目標をもつことができにくく,挑戦意欲が乏しくなっている。また,人間関係等が希薄になり,豊かな体験の不足している状況も見られる。 こうした諸々の課題を受け止め,激動の時代にあっても夢や目標をもち続け,自然や社会,人,文化に積極的に働きかけて,自他を豊かにすることができる子供を育てていかなければならない。未来への夢や目標をもちにくくなっている子供たちには,自分の夢に向かって確かな目標をもたせ,学ぶことの意味や意義が見える教育を推し進め,学びに向かう意欲を高めていく必要がある。また,周りの自然や社会,人,文化との関わりが希薄になっている子供たちには,自己・他者・環境等と,より良くコミュニケーションし,「かかわり合い」という相互作用によって一人一人が成長の喜びを実感して自己実現を図れるようにし,共生社会の実現を目指す担い手として育てていく必要がある。今学校は,このような子供を育てるために,どのようなビジョンを描き,戦略を練るのか,校長の確かな経営手腕が求められているのである。 第59回岡山大会は,北海道大会から継続して取り組まれてきた大会主題での研究をまとめ,新しい大会主題で研究が始まる香川大会へ橋渡しをする大会である。豊かな心と確かな学力を育てる研究,夢と希望を育む研究等を受け継ぎ,新しい大会主題で目指している「たくましく生きる日本人の育成」へ研究を発展させるために,副主題「未来に夢を抱き,かかわり合いを深めながら生きぬく子供の育成」を設定した。 国を挙げて教育改革が進められている中,これまで生きる力の育成を目指して研究に取り組んできたが,生きる力を実社会との関係でより具体化し,発展させるために,「人間力」の育成を目指すという方向が進められている。岡山大会では「人間力」に含まれる,主体性・自律性,自己と他者との関係,個人と社会との関係等の要素にも目を向けながら,生きる力の更なる育成を目指して研究を進めていくことにした。 教育や学校の在り方が問い直され,大きな変革期を迎えている今,私たちは本大会の研究協議を通じて教育の新たな可能性を探るとともに,保護者や地域社会の負託に応える学校の在り方や校長の役割・指導性を究明していきたいと考える。 |
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4 研究課題及び研究の視点
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