TOP全国大会第59回岡山大会VI 研究協議の概要
 
VI 研究協議の概要
 
 

特別分科会 第2分散会 教育課題U

 【研究課題】 今日的な課題に取り組む学校づくり
 【研究の視点A】 学校全体で取り組む特別支援教育の体制づくり
 <研究発表> 確かな特別支援教育を進めるための体制づくり
      −支援の効果をあげるための,就学に関する関係機関との連携・校内体制づくり−
鳥取県八頭町立丹比小学校  賀川 英広
<発表概要> 

 町として特別支援教育に視点をあてた「八頭町保育所・小学校・中学校連絡協議会」が18年度発足した。町教育委員会主催の本会に,町長部局の保健課・福祉課も加わり町全体で特別支援教育を推進していく体制ができた。とりわけ,5歳児健診結果等を有効に活用していく道が開かれてきたことが意義深い。こうしたなか,校内体制の改善や校外関係機関の活用を次のように図ってきた。  
 @保育所との保・小連絡会を,「小学校区就学指導委員会」的な内容にしていった。
  役場保健課・町教育委員会も参加し,5歳児健診結果を有効に活用しながら発達に関す
  る新入学就学判定の会としていった。
 A校内において,通常学級における特別支援教育対象児に視点をあてた少人数指導学級
  を開設した。また,対象児毎に教職員支援チームをつくった。
 B学校外の諸機関を有効に活用するようにしていった。とりわけ,特別支援学校との連携を
  図り,相談事業や各種教室を活用していった。
<校長としての取組の主なこと>

 @小学校入学段階での,発達に関する情報を的確につかみ就学方法を決定していく
  保・小連絡会としていった。
 A担任個々からチームとしての活動になるよう,校内体制を整備していった。
 B学校外の関係機関を固定することなく,広く活用していくように努めた。
 C全児童・保護者への理解・啓発を図ることを大切にし,全校で特別支援教育の学習を
  設定したり,学校・学級だより等での啓発に努めたりした。
 
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