全国連合小学校長会は、結成以来、我が国の小学校教育の充実・発展のため、真摯に研究と実践を重ね、着実にその成果をあげてきた。
第五十四回北海道大会から、「新しい時代を拓き、国際社会を主体的に生きる心豊かな日本人の育成を目指す小学校教育の推進」を大会主題に掲げ、岡山大会に至る六年間、各大会の特色を生かしながら、その解明に鋭意努力を積み重ねてきた。
教育基本法の改正とそれに基づく教育三法の改正、学習指導要領の改訂など様々な教育改革が進められる中、これまでの研究と実践の成果と課題を受け、本大会から、新大会主題「新しい時代を拓き、心豊かにたくましく生きる日本人の育成を目指す小学校教育の推進」を設定した。
今、社会は大きく変動し、様々な改革が進行中である。このような現状を認識し、未来社会に夢と希望をもち、主体的・積極的に新しい時代を切り拓いていく日本人を育てることが学校教育の責務である。
そのためには、自ら学び、自ら考え判断し、自他を大切にし、夢の実現に向かって、果敢にチャレンジしていく自立した子どもの育成が重要である。新学習指導要領の実施に向け、「生きる力」をはぐくみ、家庭や地域社会との連携を密にして、確かな学力の向上を図り、豊かな心と健やかな体を育成する学校経営の充実に努めなければならない。
私たち校長は、香川大会における副主題「豊かな知性と健やかな心身をもち、夢に向かってチャレンジする子どもの育成」を目指す小学校教育の推進に全力を傾注することにより、国民の信託に応えようとするものである。
ここに第六十回、全国連合小学校長会研究協議会香川大会の総意に基づき、次の決意を表明し、その実現を期する。
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