TOP全国大会第55回宮城大会第2分科会 教育課程
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第2分科会

教育課程
第2分散会
研究課題
基礎・基本の定着を図り、「確かな力」を育てる教育課程の編成と校長の在り方

 

第2分散科会の趣旨
研究の視点

 21世紀を迎え、これからの日本と世界は様々な面でこれまで以上に激しい変化に直面することが予想される。このような中でこれからの社会を担う子供たちに、ゆとりの中で自ら学び自ら考える力などの「生きる力」をはぐくむことが求められている。
 そのため各学校は、新しい教育課程の理念・趣旨を踏まえ、地域や学校の実態及び子供の心身の発達段階や特性を十分考慮し、創意工夫を生かした特色ある教育課程の編成と実施に努めなければならない。また、学校の教育活動を進めるに当たっては、ゆとりある教育活動を展開する中で基礎・基本の定着を図り、個性を生かす教育を充実することが重要になる。
 基礎・基本の定着を図ることについては、新しい学習指導要領の全面実施のもと、小人数指導、習熟度別指導などの個に応じたきめ細かな指導を実施し、その実現に向けて様々な取組が行われている。今後においては、基礎・基本の内容が、子供たちにいかに定着しているかを見るための評価の充実も課題となっている。
 新しい学習指導要領に基づく教育課程における教育活動が1年を経過した今、子供たちの学習状況や教育課程の実施状況を見直し、さらに改善を図る必要がある。そこで、基礎・基本の定着を図り、「確かな力」を育てることを主眼とした教育課程の編成と実施、評価改善に果たすべき校長の役割と指導性を明らかにする。

 「確かな力」とは、子供たちが学習指導要領に示されている基礎的・基本的な内容を確実に身に付け、それを基に自分で課題を見つけ、よりよく問題を解決し、表現できる力である。さらにはいろいろなことに興味をもって挑戦する積極的に取り組んでいく力と考える。基礎・基本の定着を図ることによって築かれる確かな力を育てるために、学校や教師の創意工夫による教育活動を展開する特色ある教育課程の編成が一層求められる。
 そのため校長として教育課程の実施状況を自己点検・自己評価し、改善を図ることが課題となっている。
(1)子供の個性を生かした「確かなカ」を育てる教育課程と編成
 基礎・基本の定着を図るためには、個々の子供の特徴を十分理解し、それに応じた指導を行うことが極めて重要である。そこで子供の個性を生かし、「確かな力jを育てる教育課程の編成に果たす校長の役割と指導性について究明する。
(2)基礎・基本の定着を図り、「確かなカ」を育てる指導と評価
 基礎・基本の定着を図るためには、学校の実態に応じた多様な指導体制、指導方法などの工夫と学習状況を把握するなどの教育課程の評価の充実が必要である。そこで、教育活動の推進状況の課題を把握し、教育課程の改善に資する自己点検・自己評価の実現とそこに果たす校長の役割と指導性を究明する。
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