★礼文島〜観光に生かす実践例 |
〈礼文町立尺忍小学校〉
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(1) 学校の概要
「花の浮島」と言われる礼文島の南端に位置し、校下は、戸数106戸、そのうち9戸が保護者ある。全校児童11名、教員6名の複式3学級の極小規模校である。古くから沿岸漁業で栄えた地域であるが、現在保護者で漁業に従事する家庭はない。
(2) 研究主題
〜「豊かな心をもち、生き生きと表現し、自ら実践する子どもの育成」
=ふるさとを愛し、ふるさとから学ぶ活動から、豊かな体験と表現力を=
(3) 研究課題
〜「創意を生かしたふるさと活動」
=思いやりや励まし合いで、人と自然との共生をめざし=
・地域の自然、環境保全活動
(観光道路標識、クリーン活動等)
・地域の人たちとのふれあい活動
(地域素材を知る・生かす等)
・汗して働く喜びを
(空ビン回収、天然昆布干し体験活動)
・豊かな表現力を引き出す(手紙の交流)
(4)実践内容
@ 内 容 〜 観光道路標識
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学校近くの高山植物が咲き誇る散策路に、道案内や環境保全思いやりの言葉を書いた標識を立てる。 |
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観光客に島の自然や散策路、立て看板の感想を学校近くに設置したふれあいポストに入れてもらう。 |
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感想を投函してくれた観光客の方に、お礼と学校での活動の様子を手紙にして出し交流を図る。 |
A 計 画(総合的な学習の時間)
月 |
活 動 内 容 |
時数 |
5月 |
観光道路標識作り・立て
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5
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6月 |
桃岩・元地高山植物散策道観察 |
6
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7月 |
ふれあいポスト(手紙書き1回目 |
4
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10月 |
観光道路標識外し |
3
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11月 |
ふれあいポスト(手紙書き2回目 |
4
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2月 |
ふれあいポスト(手紙書き3回目 |
4
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3月 |
観光道路標識作図 |
1
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(5)成果と課題
地域の特性を生かした人と自然の共生をめざす教育活動を展開してきたが、主体的に調べ、まとめたり発表する力が育ち、様々な人々との心温まる交流から島の自然の素晴らしさを理解し思いやりの心も育ってきた。今後とも多様な体験を通して自分の思いを豊かに表現する力や自然を愛する豊かな心を持った子どもを育成していきたいと考える。 |