青少年の意欲を高め、心と体の相伴った成長を促すために
−重視すべき視点と方策−
1. 家庭で青少年の自立への意欲の基盤を培おう
2. すべての青少年の生活に体験活動を根づかせ、体験を通じた試行錯誤や切磋琢磨
を見守り支えよう
3. 青少年が社会との関係の中で自己実現を図れるよう、地域の大人が導こう
4. 青少年一人ひとりに寄り添い、その成長を支援しよう
5. 情報メディアの急速な普及に伴う課題に大人の責任として対応しよう |
5つの提言が示され、「教育関係者だけではなく、家庭・学校・地域そして企業等のすべての大人がこれらを自らの課題として受け止め、積極的に行動することを期待する。」などが述べられています。これら一つ一つがきわめて重要なことであると受け止めることができます。
現在審議中の「教育基本法案」の第10条に「父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであって、生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに、自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする。」が示されています。この案文は非常に重要であると思います。これらの実現が可能なような教育振興基本計画を策定し、必要な支援が可能な状況を創っていただきたいと思います。
最近では虐待等について適切な措置がされるようになってきておりますが、保護者の養育姿勢について必要な情報を適宜出していただくとともに、望ましい状況が生まれるよう支援していただきたいと思います。
また、保護者が育児に専念できるような体制づくりについて、企業の社会的責任として取り組めるように強く提言いただければと思います。
現在、いじめ等人間関係を巡る課題が喫緊の課題として突きつけられております。学校ばかりでなく様々な機関において相談体制が整備され、人間尊重の精神にたった課題解決ができるようしていただけたらと考えます。
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