貴会議は、平成19年6月1日付けで「社会総がかりで教育再生を・第二次報告」をまとめられました。この間、第一次報告から短期間でまとめられたご努力に対し、敬意を表します。
また、改正教育基本法の下での「教育新時代」の創造に向けて、教育の構造改革を具体的に進める視点、生涯学習社会における子供を取り巻く教育環境整備に向けた多様な視点、国際社会に生きる人間の成長や発達課題への視点等を明確に示しての報告であることに対し、全国連合小学校長会としては真摯に受け止めたいと考えます。
さらに、公立学校批判を繰り返すマスメディアに左右されることなく、「がんばる学校、がんばる教師を支援する」という基本的な考え方が貫かれ、学校経営支援のための提言を積極的になされていることは重要なことであり、貴会議がこれからも学校現場の実情をご理解いただいた上で、提言されることを希望します。
本会としては、今後文部科学省や中央教育審議会が、この報告を踏まえて示す方向性に沿って、教育改革を推進すべきものと考えます。
持続的な発展を支え、国家社会の形成者をはぐくむ義務教育が一層充実発展するためには、財政基盤を確実に確保し、改革のための条件整備を十分に行うべきであると考え、下記のとおり見解を述べさせていただきます。
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