全国連合小学校長会は、結成以来、そのときどきの教育課題に真正面から立ち向かい、小学校教育の充実・発展のため鋭意努力を重ね、着実にその成果をあげてきた。
しかしながら、急激な社会の変化は、教育を取り巻く状況をも大きく変えようとしている。教育基本法が改正され、教育振興基本計画の策定に向けた審議が進められている。さらに、地方分権・規制緩和の流れは、義務教育の根幹にかかわる変化を求めている。特に、国民の期待に迅速に応える学校づくり、生きる力の育成など、学校教育の質的向上を求める国民の要望は一層高まっている。これに応じて教育再生会議や中央教育審議会が方向性を示し、教育改革は学校での具体化に向けて動き出している。
このときに当たり、われわれ校長は学校の自主性・自律性を確立し、特色ある学校づくりに努め、心豊かにたくましく生きる児童の育成に全力を注ぎ、もって国民の信託に応える責務がある。
そのために、校長としてのリーダーシップを発揮し、「新しい時代を拓き、国際社会を主体的に生きる心豊かな日本人の育成を目指す小学校教育の推進」に向け、小学校教育の一層の充実・発展に努めなければならない。
本会は、ここに会員の総力を結集して、力を高め、自信と誇りをはぐくみ、左記事項の実現に全力を傾注することを、第59回総会の総意をもって宣言する。 |