中央教育審議会教員養成部会 教員免許更新制等ワーキンググループ様
貴ワーキンググループにおきましては、教員免許更新制の運用について、精力的に制度の運用の在り方を検討されていることに対し、深く敬意を表します。私ども全国連合小学校校長会としても、教育職員免許法及び教育公務員特例法の改正を受けての教員免許更新制の円滑な実施に向けて協力していく所存ですが、現場をあずかる責任者として、下記について意見を表明いたします。
有効期間の更新及び更新講習終了確認の在り方
「免許状更新講習の受講対象者及び免除対象者」について ・受講対象者については適当と考える。 ・その免除対象者について 「優秀教員表彰者」を免除対象者とすることについて、優秀教員の判断は、教員評価制 度を積極的に活用する方向で考え、校長及び地区教育委員会の評価を最優先して、上 位評価を受けた教員をできるだけ多く優秀教員として認め励ましていただきたい。
講習の実施の在り方 ・講習の実施方法について、受講者負担の軽減と現職研修との整合性を図ることの観点 から、10年目研修等の内容で読み替え可能なものは受講内容として認定するようにして いただきたい。
講習を受講すべき期間 ・2年2ヶ月とすることについては短いと考える。 小学校においては、土曜授業、長期休業期間の短縮、長期宿泊体験など、講習会が開催 を予定されている期間であっても時間を生み出すことが困難な教員もいる。特に、力のある 教員ほど学校、児童から離れられない現実がある。また、山間へき地に勤務する教員は、 数時間受講するにも、移動の時間に相当費やすこととなる。よって、3,4年と、受講期間に 余裕を持たせてほしい。