中教審答申「今後の地方教育行政のあり方について」では,校長およびそれを補佐する教頭が,教育に関する理念や識見を有し,地域や学校の状況・課題を的確に把握しながら,リーダーシップを発揮することや教員の意欲を引き出し,組織的,機動的な学校運営を図ることが重要であると指摘されている。また,教員の資質向上と意識改革を図ることの重要性を指摘されている。
完全学校週5日制と,新しい教育課程全面実施が2年目となる。社会の急激な変化に柔軟に対応し,これからの時代をたくましく生きる子どもを育成するために,教職員一人ひとりが自己変革を目指し,積極的に研究と修養に努めることが基本であり,専門職としての資質・能力の向上に努めることが重要である。そのために,校長の果たす役割がいかに大きいか,また,児童・保護者・地域から期待されていること,校長として,今こそ指導力を磨きリーダーシップを発揮していくことが求められている。
そこで,香川県,讃岐地区,香川郡,香川町での校長会としての取り組みを見つめ直し,本校での,教職員の意識改革のあり方について考えていきたい。
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| 香川県小学校長会としての取組 |
| 本会は,香川県下208校の小学校長で組織され,学校現場の教育課題の解決に向けて,研究を進めている。 |
| (1)研究主題 |
| 『新しい時代を拓き,国際社会を主体的に生きる心豊かな日本人の育成を目指す小学校教育の推進』
―豊かな心とかかわる力をもち,たくましく生きる人間の育成を目指して― |
| これらの実現を目指して,校長としてのリーダーシップを発揮し,教育改革に対応できるよう,活力と創造に満ちた小学校教育の確立のために研究内容を次の4分野に設定し,実践研究を深めている。 |
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| 確かな学力と生きる力をはぐくむ教育課程 |
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| 専門職としての資質 |
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| 能力の向上を図る教職員研修 |
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