本校は、大正15年に創立され、78年の歴史がある。場所は堺市の西端に位置し、校区には石津川が流れ、臨海工業地と接している。また、南海本線石津駅や阪堺線石津駅に近く、泉北1号線、国道26号線、大阪臨海線などの道路が縦横に走り、交通の便がよい。
校区のほとんどが住宅地であるため、子どもたちの遊び場は少なく、決して自然に恵まれてはいない。
地域の人々は学校に協力的で、特にPTA 活動や子供会活動が盛んである。
児童は、素朴で人なつっこい。休み時間には、多くの子どもたちが運動場に出て、ボール遊びなどを楽しんでいる。一部に家庭事情により生活習慣が十分身についていない児童や指導を要する児童もいるが、どの子も元気に活動している。
このような実感を踏まえ、一人一人の子どもたちに激しい変化が予想される21世紀の社会で、健康な心や体を持ち、主体的に生きる力を育成することをねらいとして、次の学校教育目標を設定した。
具現化に向けて、次のような特色ある教育活動を行っている。
・健康教育の推進
・情報教育の充実
・人権教育の推進
・地域ボランティアの活用
・「子ども大会」の開催
1. なぜ健康教育なのか
教育改革が進められているが、学校現場では、いじめ、不登校、校内暴力、授業不成立、非行の低年齢化などの問題が社会問題にもなっている。このような最近の子どもの心の健康問題の深刻化の背景に朝食欠食率の増加、カルシウム不足や冷凍食品、コンビニ弁当などの脂肪の過剰摂取や健康食品ブームなどの
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