教育は国家の基本であり、まさに「国家百年の計」である。学校の更なる活性化と充実を期待申し上げる。
また、昨今、無抵抗の児童が被害を受ける事件が連続して起きている。児童の安全確保について、なお一層のご配慮をお願いしたい。
都道府県教育長協議会は、今後とも、全国連合小学校長会と連携を図り、日本の小学校教育の充実・発展を目指して共に邁進していきたいと考えている。
今、将来展望に立つ経営ビジョンを明らかにする先見性とともに、英断をもってすぐ実践に移す決断力・実行力が求められている。
私は、中教審が教育基本法の改正の視点として挙げている「愛国心」について、日頃考えていることを述べてみたい。
私は、戦後の教育でもっとも欠落していたものが、「愛国心」と「信仰心」ではないかと常々思っていた。
学生たちに「愛国心」について考えていることを自由に書いてもらうと、圧倒的に多かったのが「外国に行ったとき日本のよさや有り難さが分かった」「日本の文化・伝統について外国人に聞かれ、説明できなくて恥ずかしい思いをした」等、日本を愛し日本人としての誇りをもつことの大切さを述べた内容であった。
学生たちは、学校で現代史について学ぶことも、正しい愛国心について考えたりする学習もしてこなかったことを残念に思っている。日本のすばらしい文化や伝統、情緒、自然を守り、品格のある国家をつくるためにも、自国を愛する心を育てる教育が必要ではないだろうか。
最後に、これまでご尽力いただいた西村会長はじめ常任理事・各役員の皆様に心からの感謝とお礼を申し上げる。また、角田新会長を中心とする全連小が、結束をより強固にし、当面する諸課題に積極的に対応されるよう願いたい。
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