TOP全国大会第55回宮城大会第8分科会(4)
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第8分科会 <研究課題>
 自他の文化を理解し,共に生きる子供の育成を目差す国際理解教育と校長の在り方
研究発表 学校と町でつくるオーストラリア交流
〜平成14年度の実践交流を通して〜
佐賀県 佐賀市立兵庫小学校 校長 田口 良之
往復1時間半,少し汗をかいた。今のオ_ストラリアは,冬から春への時期だというが気温,12度〜24度位でとても過ごしやすい。家に帰ってからは,サムとフットボ_ルをして遊んだ。サムと自分が,この遊びを延々と続けているのに誰も外 に出てこないので,今日の予定が心配になった。 11時まで,サムとフットボールをした後,ようやくスタート。ジャスティンが海岸まで送ってくれた。 海岸近くまで来たとき,ジャクリン一家と昨夜の子どもが海辺を歩いている姿を見つけた。 車の中から大きな声を出して手を振った。にこっと笑ったように見えた。 とてもうれしかった。桟橋に6家族が揃っていて,我々は船に・・・・・ イルカウオッチングが目的だった。海に出るとすぐ,ジュリエット先生が,「よくいらっしゃいました。」と,あいさつに来た。「こちらこそよろ しく。」と,返事してすぐ「でも,実現するとは思いませ んでした。」と,続けた。「そうですね。」と,ジュリエット先生が返した後,二 人は大声で笑った。 今,オーストラリアの海の上にいて,今までの時の流れが頭の中に映しだされた。・・・・・・・・・ 沖に出て,イルカのジャンプ等,子だもたちはしっかり見たと言うし,写真も撮ったという。 が,自分は,通訳のIさんに呼ばれて,子どもたちの小遣いのことを話すはめになった。ジュリエット先生も一緒だった。 通訳のIさんからは,昨日とは違う提案がなされた。昨日は,子どもが小遣いをほしがっているから渡すよう に言われた。大きな金しかないと言うとそれでも良いということだった。ところが,今日は,子どもに渡すお金は10ドル札を原則にする必要がある。大きな金額の札を渡すと無駄遣いをするというのだ。とにかく10ドル札は1枚もないのでどうしようもない。今日は例外ということで,20ドル札を子どもに配ってくれた。120ドルの借金だ。どうしようもないのに・・・・・・でも,言うようにするしかない。 とやかく言っているうちにイルカの場所を通り過ぎた。残念!
 船から上がると,公園での昼食会。フィッシュ&チップスが全員分用意されていた。
それと飲み物,それと寿司。子どもたちには量が多すぎた。油も強い。寿司もマヨネーズ乗せだった。自分がビールが好きということは,最初の日に知れ渡っているので,昼からビール。子どものホームスティ先の親が本を持って来た。日本の料理と食材がすべて絵になっている本だった。それを子どもに見せて,どれが食べられるか聞いてくれという。子どもが食べられると答えたものがあまりにも少ない。これじゃー・・・・・・・・皆さん,本当にすみません。
〜この続きは別資料に記しています。〜

III まとめ

1 校長の役割
<1>
 学校教育目標の周知,徹底 「生き生きと生活する子供を育てる」 12年度〜15年度 教職員,児童,保護者,地域へ徹底
<2>
 町への働きかけを密に根気強く行う子供の文化活動を支援する教育振興会の設立 学校と同一目標を掲げた振興会を13年度末設立
<3>
 ボランティア活動の推進 図書,お話し会,英会話,パソコン,ホームページ等。(PTAとは別に任意の会) 英会話,パソコンは,毎週土曜日,学校を開放して実施。(15年度より教育振興会が施設開放の管理を行っている。パソコン,英会話等の指導者は保護者)
<4>
 学校行事等への子供の企画参加(12年度より)職員会議で,児童提案(年4〜5回)
2 オーストラリアの旅で学んだこと
<1>
 食べ物の好き嫌いをしない
<2>
 あいさつ,返事,お礼の言葉をはっきり言う
<3>
 思ったことをからだ全体で表す(表情豊かに)
<4>
 人の事を気遣って行動する
<5>
 感謝の気持ちを行動で表す
「心を開いた学校づくり」にオーストラリアで学ん5つのことを学校教育目標,あるいは,教育振興会の目標に含ませて,これからも,「心を開いた学校づくり」に邁進したい。
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