TOP全国大会第55回宮城大会第9分科会 (3)
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第9分科会 〈研究課題〉情報を選択・活用し,自ら発信する子供の育成を目指す情報教育と校長の在り方
研究発表 これからの情報教育を考える
石川県 志賀町立下甘田小学校  谷内義和
※学校のホームページに載せたいこと
自分の作品 児童集会の様子
自分のこと 学校のいいところ
自分たちでつくった作品 自分たちで作ったころ柿
一年間の行事 遊んでいるところ
学校で飼っている生き物 勉強しているところ
卓球でがんばっているところ 学校ではやっている遊び
 また,先生方にもコンピュータについての意識調査をしてみた。結果は,以下のようである。
※結果※
(1) 本校の情報教育で,今必要なことは何だと思いますか。
新しいコンピュータに慣れること。
職員の研修
基本的な使用方法 ・利用についてのルールづくり
授業にどう利用していくかの実践
各学年に応じたソフトの利用とコンピュータの活用についての指導計画と使用時間割
コンピュータリテラシー
著作権の学習
コンピュータカリキュラム
ゲームでなく本来の機能を知らせること
調べ学習に役立つようにする
(2) 情報教育で,子どもたちには,どんなことを身に付けさせたらよいと思いますか。
コンピュータの基本操作(絵をかく,文章作成,インターネット検索,メール送受信)
コンピュータを使ってしてよいこといけないこと
活用能力を育てるための基本技能の習得,情報処理能力
基本的な知識と利用方法
コンピュータ活用方法 ・自分が知りたいことを調べる力
(3)
学校のホームページにはどんなことを載せればいいと思いますか。
月ごとの行事・学校要覧・学校紹介・学校報
今がんばっているコーナー
各学年のニュース
学校でとくに知らせたい児童の活動
(4) 学校のホームページにはどんなことを載せてはいけないと思いますか。
児童,保護者,教職員の実名,顔写真,その他プライバシーに関わること
児童の個人情報 ・個人の記録 (以下省略する)
 これらのアンケートから考えると,本校では,コンピュータリテラシーがすべての子どもたちに身に付いているとは言えない。それよりもだいぶ低いのではないかと思われる。また,前のコンピュータがウインドウズ3.1で動くものであり,かなり古かったこともあろうが,コンピュータ本来の機能を知っている学年が限られている感じもする。また,先生方の意識にもばらつきがあり,先生方の研修も含め,指導カリキュラムの作成を急いでする必要があると思う。しかし,本校では,すべての先生が職員室にコンピュータを持っており,それらは無線LANで結ばれている環境にあるので,研修にはそれほど時間を要しないと思われる。

4 校長として取り組んできたこと,取り組んでいること
 昨年度から今年度にかけて取り組んできたことをあげてみる。

 写真入りの学校だよりを発刊する。(コンピュータやデジカメ,スキャナーの使い方の一例として)
コンピュータ室(本校は,図書室と兼用になっている) の整備をさせる
コンピュータ室の使い方について見直しをさせる。
子どもたちの使い方についての実態把握をする。
不要ソフトの撤去をさせる。(付属ゲームソフト)
コンピュータについての意識調査をする。
新しくなったコンピュータの配置等についてレイアウト を検討させる。
新しいコンピュータについての使い方についての資料づくりをさせる。
研修計画をつくらせる。
ホームページづくりの検討をさせる。
ホームページをつくらせる。
 これらの中から,いくつかを実例をあげる。
(1) 新しくなったコンピュータ室での配置を工夫させ,また,機材の操作性,安全性を検討させ,実行させた。(図書室と兼用なので,机を丸テーブルから四角テーブルに変えていただいた。ディスプレーがブラウン管から液晶に変わったので,いろいろの工夫がいる。)
(2) 写真入りの学校だよりを発刊
 昨年から,写真入り,カラー印刷の学校だより「大空」を発刊している。一昨年度は32号,昨年度は33号まで出した。主に行事などの紹介や各種大会の成績を載せているが,時折こちらの考えや意見なども載せている。保護者からは,学校の様子がよく分かってよいという声をいただいている。
5 情報教育の実践を考える
 情報教育は,どうしたらうまく実施できるのであろうか。やはりそれは,他の実践に学ぶことではないだろうか。そのいくつかの例を挙げられている。(赤堀侃司 著「実践に学ぶ情報教育」ジャストシステム出版部より)
(1)道具としての活用
(2)課題を追求する活用
(3)総合的な能力を育てる活用
(4)ネットワークとしての活用
 コンピュータネットワークとは,コンピュータがお互いに接続された状態を示す。当たり前のようなことだが,今までとは違う意味合いを学校にもたらしている。
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